男性ピアノ講師が子どものレッスンで普段気を付けていること

皆さんこんにちは!
八神奏介です。

今回は小さいお子様向けにレッスンを開講している、男性の音楽講師向けのお話をさせていただきます。

小さいお子様を対象にレッスンをしている先生、レッスンをするにあたって色々な悩みがありませんか?
僕はかなり悩みを抱えていました。

  1. 問い合わせの段階で男性講師は嫌ですと保護者に言われる
  2. 顔を合わせた途端、泣き出されてしまう

色々ありますが、特にこの2点でかなり悩みました!!

同じような悩みをお持ちの先生、いらっしゃいませんか?

①の悩みについては、男性である以上どうしようもないことなので、これは割り切るしかないと僕は思い直し、今は気にしていません。
今回は②の悩みについて、少し掘り下げてお話ししていきます。

小さいお子様を対象にレッスンをするのは、どんな楽器の先生??

男性講師でも、小さなお子様のレッスンを担当する機会がない先生も数多くいます。
僕の友人や知り合いで6歳以下の生徒さんを抱えている先生の楽器をまとめてみました。

ピアノ

ピアノは小さなお子様の代表的な習い事の1つですね。
僕も4歳からピアノを習い始めましたし、生徒さんも3歳から通ってくれています。

ヴァイオリン

ヴァイオリンも小さなお子様が非常に多いです。
分数ヴァイオリンといって、子供用サイズの楽器があるくらいですもんね!

ドラム

キッズドラムという小さなドラムがあるのですね!
幼稚園・保育園に通う生徒さんも多いようです。

声楽・ヴォーカル

歌うことが好きということで、習いに来るお子様が多いと話を聞きました。
ピアノ(リトミック)のレッスンの中でも歌を取り上げることがありますが、歌だけを習う子どもたちも増えてきています。

習い事も多様化してきており、小さいうちから色々な習い事ができるようになってきました。

子どもに泣かれてしまう原因は単純なことだった!!

子どもにレッスンをするときに僕が気を付けていることを、理由を添えてまとめてみます。

話すときは目線を合わせる

これは保育士をしている方にアドバイスをいただきました。
背が高いとその分子どもとは身長差が生まれますよね?
この身長差が子どもに威圧感を与えてしまうのです!!

子どもと同じ目線になるまで、しゃがむか僕は床に座ってしまって最初は話をします。
175cm身長があると、座っても僕の方が高いことが多いです。

しかし、これでかなり子どもに泣かれる回数は減りました。

子どものペースに合わせる

これは男性に限ったことではないかもしれませんが、子どもの受け止められる容量は大人のように多くはありません。
大人にとって簡単なことも、子どもにとっては理解することがすごく難しいということもあります。
子どもの様子をよく見て、子どもが考えて消化できるまでは次に進まないようにしましょう。

いっぱいいっぱいになると自分で処理しきれず、どうしていいのか分からず泣いてしまう子がいます。
子どもの成長を見ながら、その子のペースに合わせてレッスンを進めましょう。

焦らない・急がない・着実にがポイントだと思っています。

マスクを取る

花粉症や冬時期は予防でマスクをすると思うのですが、初めて会うときはできるだけ、マスクをつけないように心掛けています。
表情が見えないと、子どもにとって大人の男性の顔って結構怖いみたいです。
生徒さんが大丈夫でもマスクをして、レッスンに集中している僕の顔をみて突然泣き出してしまった弟さん・妹さんもいます。

どうしてもマスクを外せない場合は、僕は体験レッスンを断るか、かわいい柄のマスクをするようにしています。
慣れてくれている生徒さんは全く問題ないので、これは体験レッスンに限ってのお話ですね。

暗い色の服を避ける

服装にも気を付けています。
黒い服はレッスンでは、あまり身に付けません。
黒い服って子どもには怖く映るみたいです。

ズボンは、白・茶・ベージュ・カーキ・グレー・青が多いです。

上は基本シャツですが、白・ピンク・水色・青・紫・ギンガムチェックが多いですね。
冬場はセーターやカーディガンで白・黄緑・茶色・赤・青・オレンジ・グレーが多いです。

あとは小物で、ネクタイのデザインを工夫したりします。
ドラえもんやミッキー、ミニオンなどのキャラクターデザインにしたり、ネクタイピンを音符の形や動物のものを使ったりしています。

これらを組み合わせて、毎日コーディネートしています。

声のトーンを高くする

低い声も子どもにとっては、とても怖く感じるものです。
子供向けの悪者やお化けも、声は低いですもんね。
納得です。

NHKの歌のお兄さんを目指して、話すようにしています。
表情や話し方はかなり参考になります。

気を付けられることはたくさんあります

自分の体験談をもとにお話ししてみましたが、いかがでしたか?
男性講師の皆さん、周りに相談できる人がいなくて悩んでいることは、ありませんか?

男性は女性の先生より、気にかけないといけない部分が多いですが、少しの気遣いでレッスン時のストレスがかなりなくなりますよ。

僕は初めは体験レッスンの度に、子どもたちに大泣きされてしまって、レッスンの対象を小学生以上に限定しようかと考えるほどでしたが、今は泣かれることは全くなくなりました!!

子どもの成長に、ピアノレッスンを通じて関わることができるのって本当に素晴らしいと思います。
成長に感動してしまうこともよくあります。

悩む前に是非行動に移してみてください。
僕の体験談が皆さんの役に立てると嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
必要な方へ届きますように☆

八神奏介

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ村