サックスのアルコール除菌についてリペアマンに話を聞いてきました

皆さんこんにちは!
八神奏介です。

昨日のブログでは6月からのレッスン再開に向けて、サックスレッスンでできる新型コロナウィルス感染予防対策について考えてみました。
前回のブログはこちら!!

サックスのレッスン再開に向けてフェイスシールドを作ってみました

フェイスシールドのおかげでレッスン中の対策は何とかなりそうなので、本日は楽器の消毒について色々調べてみましたので、まとめていこうと思います。

直接手で触れるサックス本体・・・消毒はするべき??

レッスンにおける感染予防対策として挙げられるものは、主に以下の4つです。

  • レッスン前後の手洗い・手の消毒
  • ドアノブや椅子の消毒
  • その他手の触れた備品の消毒
  • レッスン室の換気

これらをレッスンの入れ替え時間に行うことを徹底している音楽教室が多いですね。

ピアノやエレクトーンはたくさんの人数が楽器に触れるので、楽器の消毒として、鍵盤の拭き上げやスイッチの拭き上げを毎回行います。

それでは、サックスはどうでしょうか?
直接手を触れるものなので、気になる方も多いのではないかと思います。

サックス本体は個人所有の楽器なので、誰かに貸さない限り多くの人が楽器に触れるという接触感染の問題は少ないと思いますが、教室内の備品やドアノブに触れてサックスを触るという点を踏まえると、全く何もしなくていいのかという疑問が浮かび上がります。

そもそもサックスは消毒できるのか??

僕自身も生徒さんから質問を受けましたが、今までサックスを消毒するという概念がなかったので、いつもお世話になっている楽器のリペアの職人さんに聞いてみました!!

楽器本体を除菌シートで拭き上げしても大丈夫なのか?

【回答】
市販の除菌シートの成分によりますが、ラッカー塗装にダメージを与える可能性があります。
新しいラッカー塗装がしっかりとした楽器(塗装がはがれていない楽器)であれば、純粋なアルコールであれば、問題はないので、本体やキイを拭く時に使用して大丈夫です。
古いラッカーが取れかかっている楽器は、ラッカーの剥離が進んでしまう可能性があります。

また、サックスの消毒には次亜塩素水は使用してはいけません!!

除菌シートなどの成分表を確認しましょう!
塩素系成分はサックスの消毒に使用してはいけないそうです!!

間違って楽器を痛めてしまってはいけないので、純粋なアルコールを使用しましょう!!

レンタル楽器や何人かで楽器をシェアしている方は要注意!!

学校の備品を使用している学生さんや教室の楽器をレンタルしてレッスンに通う方、また体験レッスン用の楽器を扱うサックスの先生は注意が必要です!!

外装については、上記の内容でお話した方法で除菌ができますが、問題なのがマウスピースやネックです。

マウスピースは個人所有の方も多いと思いますが、ネックを個人所有している方はあまりいないと思います。
サックスはマウスピースから息を吸い上げることがありますので、マウスピースとネックの内部については、気を付けなければいけません。

内部を確実に除菌しようとすると、アルコールに浸すことが必要になるそうで、そうするとネックコルクがダメになってしまいます。
また、楽器本体の内部を確実に除菌しなければいけないと考えた場合、アルコールに浸すことは難しいので、複数人で同じ楽器を使用することは避けるべきです。

最後に・・・

サックスの除菌について、リペアの職人さんから学んだことをまとめましたが、いかがでしたか?

ここまで神経質にならなくても・・・というご意見も、もしかしたらあるかもしれません。
しかし感染のリスクを避けるために、正しい知識と情報を持っていて損をすることはないと思います。

レッスン再開時の対応は、教室ごとに異なると思いますが、僕は教室の備品を使用しての体験レッスンは当面お断りさせていただこうと思います。

サックスのレッスンを通して感染が拡大するリスクが、少しでも少なくなることを祈ります。

最後までお読みいただきありがとうございました。
必要な方へ届きますように☆

八神奏介

にほんブログ村 クラシックブログ サックスへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ村