皆さんこんにちは!
八神奏介です。
前回はサクソフォーン教本Lesson1の、音を出すときのポイントまでお話をさせていただきました。
今回はその続き、スラーの演奏方法についてお話しさせていただきます。
前回の記事はこちら!!
現役サックス講師が教える【レッスン教材の手引き】~Lesson1-②~
現役サックス講師が教える サクソフォーン教本の手引き
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これからサックスを始める初心者の方、基礎をイチから見直したい方のレッスンに使用しています。
スラーを美しく吹くために・・・
練習4を見てみましょう。
ここで初めてスラーが出てきました。
スラーの意味は“なめらかに演奏する”です。
それでは、どのように吹けばなめらかに聴こえるのでしょうか?
答えは簡単です。
音に凹凸ができないようにすれば良いのです!!
図で書くとこんな感じです。↓
言うのは簡単ですね。
それでは凹凸を付けずに吹く方法をお話ししていきましょう!!
ポイントは息の使い方にある
スラーが付いている間の拍数(練習4だと6拍長さ)は、音が何回変わっても同じように息をまっすぐ出し続けてください。
練習4を例に出してお話ししていきます。
「シ」から「ラ」へ音が移り変わるときに、「ラ」の音が強くなったり弱くなったりしないように注意して吹くことが、スラーを美しく演奏する方法です!
うまくいかないときは、次のような原因が考えられます。
- 「ラ」の音が強くなってしまう
→音が変わるときに勢いがついてしまう。または思い切りキィを押さえてしまい、楽器が揺れてしまう。
どちらも音が変わる瞬間に力が入ってしまうことが原因です。
無駄な力を抜いて演奏できるように心掛けましょう。 - 「ラ」の音が弱くなってしまう
→音が変わるときに、指を動かすことに気を取られてしまい、息が弱くなってしまうことが原因として考えられます。
お腹に力を入れて、息が弱くならないようにまっすぐ息を吹き込みましょう。 - 「シ」と「ラ」の間に隙間ができてしまう
→音が変わるときに、アンブシュアに力が入り一瞬息の流れが止まってしまう。
音が変わるときに、口に力が入らないように気を付けて吹きましょう。
1つの音を6拍ロングトーンするようなイメージで吹くようにしましょう。
スラーの演奏がうまくいかない場合は、原因をよく考えて繰り返し練習を続けてください。
教本の練習5~練習10までは、スラーが美しく演奏できているかどうかに注意して練習をしてください。
まとめ
Lesson1の練習手引きについて3回に分けてお話ししてきましたが、いかがでしたか?
Lesson1はサックスを演奏するために必要な、基礎中の基礎が詰まった非常に重要な内容が盛り沢山です。
疎かにすることがないよう、丁寧に繰り返し練習を重ね、自分にしっかり基礎を定着させてくださいね!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
必要な方へ届きますように☆
八神奏介
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